michiyon2004-01-02


お正月は実家近くの古本屋を巡って、ビデオを見まくりました。とりあえず、忘れないように・・・「ダブル・ビジョン」「始皇帝暗殺」「スパイ・チーム」「人魚伝説」「餌食」「検事Mr.ハー 俺が法律だ」などなど…。とりあえず、また東京戻ってから忘れないように感想書こうっと。

というわけで、東京に戻っての感想。特に「検事Mr.ハー 俺が法律だ」の最後のユンピョウの凄い映像ったらない。もう見ないとわからないと思いますが、アホです。もうアクションバカです。もちろん最大級の誉め言葉です。

「ダブルビジョン」は「愛人ラマン」のレオン・カーファイ主演のサスペンス。オカルト、心理捜査、カルト教団、細菌兵器、アクション、剣術などなど全部盛り込んでいるのに、めちゃめちゃになっておらず、なかなかの出来。最後のほうには確かに無理やりに話をまるめるような感じもなきにしもあらずではありましたが、十分にちゃんとした映画でした。

「人魚伝説」は金城武イーキン・チェン。ゲーマーでオタクなお二人には、やっぱファンタジーが似合うなあ。クリスティ・チョンもお色気とキュートさがばっちりで、楽しく気楽に見られる1本でした。

始皇帝暗殺」はやはり父と子のシーンに一番感情がこもっていたのかも。それは下に書いた「私の紅衛兵時代」を読むとジーンとくるのです。それにしても、コンリーはいつも男と歴史を翻弄する役がお似合い。そして、主演の男性二人、イーキン金城武のような甘いマスクは持ち合わせていないのに、見ているとそれぞれに愛を感じてくるから凄い。始皇帝の役の人の無邪気でおちゃらけた感じが最初はかわいいのだけれど、だんだんその無邪気さが恐怖に思えてきてなかなか巧かったです。昔の大河ドラマ中村梅雀みたい。

「餌食」は香港では制服なんとかシリーズらしい。主演はフランシス・ンとジョー・マー。ジョー・マーは警察出身・・・と最初の説明に出てくるので、もしやと思ったら、あの馬さんでした。警察出身の俳優は香港では珍しくはありません!(断言)しかし、ジョー・マーさんのインテリちっくな変体っぷりは新しい境地でした。

「スパイ・チーム」はレオン・ライ、スーチー、陳小春サム・リーなどが主演のアクションもの。金城武陳小春の「ダウンタウンシャドー」なんかの流れをくんでると思われ。日本でスパイものをされてもどっちらけですが、香港人がやるとそれなりに見えるのはやっぱアクションができることと、ジャッキーなどが作った伝統があるからでしょうか。