香港
実はずっと見てなかったので、池袋の新文芸座にはじめて行って、HEROとインファナル・アフェアを見てきました。
インファナル・アフェアは3度目なんですが、複雑なので、3回くらいは余裕で見てもよいかもしれません。私はキョン役のチャップマン・トウという人がいちばんぐっとくるね!と前に地元の香港友達に言ったら、そう言うと思ったよと言われてしまいました。お見通しか・・・。
舞台挨拶付き試写会で見たときはそんなに気にならなかったのですが、最後の歌・・・何二人でデュエットしとんじゃい!!!と思わず噴出しそうになりました。まるで、「欲望の街」の陳小春とイーキン・チェンの「友情歳月」ノリの演歌調・・・。こちらの歌はさしずめ「俺とおまえは無間地獄〜♪」ですか。しこういうのこそ、香港映画って気がして好きですわ。
HEROは秦の時代の話とは正直知らずに見まして、始皇帝暗殺を先ごろみたばかりだったんで、なかなか違いが出ていておもしろかったです。私の中では「HERO」に軍配が。だって、あんなにアクションとかで見せながらも、最終的にくーっとさせてるのですもの。始皇帝暗殺は壮大でドラマチックなわりに、物語は意外と個人的なお話になっていて、それがまたいいところでもあるんだろうけど、HEROはエンターテイメント性だけかと思ったら、ちゃんとドラマが強く出ていて、そこらへんがよかったのかも。
ドニー・イェンとジェット・リーの闘いがものすごく素晴らしかった。やっぱ、本物同士の戦いは凄いというか、もう美ですらあると思います。カットでつなげたり、それ風に見せるのとはまったく違って、あの二人のシーンはマジうっとりしました。もっとこういうのを見せて欲しいもんです。
それから、チャン・イーモウってそんな古装でアクションってイメージなかったのに、その道のベテランのような仕上がりでした。次回作の金城武の出るという作品もおおいに楽しみです。
チャン・ツィイーのこれまた鼻っ柱の強いかんじがよかったしね!わーわーわめいて自爆ー。とか、わーきゃー騒ぐけど、片手であしらわれたりして、ムキーとなってるところが好きですよ(笑)