三池崇史が監督して、ハセキョーが出演するとかで、日本でも話題になってる映画「アジアン・カース・ストーリー(仮題)」の前作「THREE(三更)」というのを見ました。でも、時間あんまなかったので、3本のうち次回作でプロデュースをつとめるピーター・チャンが監督した香港版の「回家」のみ。主演は「ラブソング」でピーターとタッグを組んだレオン・ライと「インファナル・アフェア」で好演のエリック・ツァン。「ピーター組」って感じの二人だけに期待できます。

さて、そんなにあからさまに怖い!って感じじゃないのですが、後になるにつれしみじみとした怖さが残る作品。レオンの変態っぷりというか、静かなる狂気と、最終的にはその行動を否めない人間的な情感みたいのが後を引きます。愛ある話だけにせつないです。

レオンは香港の四大天皇のひとりではありますが、最近歌手活動もなしなので、ちょっとアイドルっていう感じがそげていて、どっか吉田栄作とか加勢大周みたいに思えたり。(ファンの方、違うよーと思ったらごめんなさい)二人とも三池作品とか出て剥けた気がすんだけど。どちらももちろんいいと思うんだけどという前置きをしてですが、アンディとかはアンディであることが映画でも生きているんだけど、レオンはレオンという人が前面には出ないところが、役者としていい方向に向かってる気がしましたわ!

次作「アジアン・カース・ストーリー(仮題)」は香港からの監督はアンドリュー・ラウということで、まあまあ(笑)期待。