ひっさしぶりにビデオ見ました。スカパーでかかっていたのを録画してあった「ファイティング・ラブ」(原題:同居蜜友)監督は「ブラック・マスク」「衝鋒隊怒火街頭」「目露凶光」のジョー・マー(馬偉豪)。主演はトニー・レオンとサミー・チェン。

ストーリーはもろにラブコメ!自動車の接触事故で出会った二人がケンカしながら惹かれ合っていく…と書くとなんにもおもしろくないけれど、思わず吹き出すシーンがたくさんありました。なんと言っても、この映画に登場する女子どもの恐ろしさとトニーの対比がポイントな気がする。香港の女子はここまで怖いのかね。
ケンカしたりしながら惹かれていくってことで、さりげないシーンに情がこもってるのがいいよ!二人で朝までかかってあるトラブルに対処して終わったあと、さりげに肩組むのかと思ったら、お互いの首をもんでたりとか。ぜんぜんロマンチックじゃないけど、かわいかったのです。それから、酒の力を借りるシーンとかも、わかりやすいけど、照れ隠しみたいな、大の大人だから余計かわいいのです。トニーのお母さんもなかなか粋なことする人だったりして、そういう細かいところがのほほんといい映画でした。
それにしても、香港も日本も三十路前後の女子ってのはこういうプレッシャーを抱えるのは一緒なのねー。ある意味、厄年なみにズタボロな役柄にサミーがぴったりで、憎めなくて、同じくらいの女子としては大変感情移入しやすかったです。