平日の7時からと聞き、きょっと難しいかと思ってたけど、数日前からことあるごとに、月曜ははやめに切り上げてとか、周りにアピールしまくって、6時きっかりに三田線に乗って「柔道龍虎傍」に。気合入れて向かったので、トークショーにも間に合いました。あんまりちゃんと覚えてないけれど、今度撮影している「黒社会」については、4時間の大作(2本になるらしい)ということだけはしっかりと聞いてきました。柔道…で気のあった俳優たちとまた他の作品をしたかったのだとか。その次は詐欺師のものをやりたいとか言っていたような。
映画は、古天楽を認めずにはいられない!って感じだった。アーロンが古天楽に勝負して欲しくて欲しくてたまんない様子が印象的なモロ、ホモ・ソーシャル映画でした。こういう映画を見ると必ず「殺し屋1」を思い出してしまうのですが。
アーロンのほうが古天楽を慕うという図式が最初意外だったけど、古天楽にはそういう資質が備わってる気がだんだんしてくるから不思議。やっぱ映画は体や顔や心意気みたいのが角ばった感じの人が活躍する場所だと思うし。古天楽はそのうえアンディのかっこよさ(東幹久?)と、ラウチンのくどさ、両方持ってるもんなあ、これからが楽しみだよなあ。でも、アーロンの目がチワワのくぅーちゃんのようにキラキラしてたのもよかった。年齢的にはぜんぜん反対だろうに、すっかり古天楽は兄貴格で違和感ないし。
しかしいつもと様子が違ったのが紅一点のチェリー・イン。ジョニー・トーの映画にしてはたくさん出てた。登場のシーンのカップ麺食べてる姿は、なんか陰な薄汚れたあばずれ感が最高だった。私生活もそんなもんみたいで、それもまあいい感じ。顔はめちゃ綺麗だし。
しかし、なんか物足りないなと映画見た後で考えてたら、林雪さんがいないことでした。
あ、小春さんもちょっとだったけどよかったよ!
終わってからのティーチ・イン。印象に残ったのは、夜のシーンが多い杜監督、あれは人通りが多くてやりにくいからっていうことも理由のひとつだったらしい。後で、夜になると自分も元気になるし!と付け加えていたジョニー・トーがお茶目でした。
映画をばりばり撮れる時間なんてどんだけあるかわかんないから、とにかくいっぱい撮って映画を学びたいとか言ってたっけな、3年かけてもあたふたしてる監督もいれば、こういう人もいるのですね。(どっちも好きだけど)