id:hkcl:20050207#p1にて、

昨日の百老匯電影中心のサロンのお題は、「香港電影評論學會大奨」の結果についてだった。彼ら《功夫》について、かなり点が辛い。周星馳がホントにしたいことと《功夫》の間には隔たりがあるというのが彼らの考え。それは周星馳が、海外へ出ていく事を強く望んだために起きた結果なのだという。
とあって愕然とする。私が秘宝のインタビューに惑わされているだけなのだろうか。無邪気にブルース・リーを語るシンチーを可愛いわーなんて思ってたから、こういう意見もあるんだなと思いました。ま、この映画に関してはいろいろなんでも意見は知りたい。
シンチーの昔からのファンは、確かにシンチーの腕にナイフが刺さるとことか好きなのはわかりました。私もあそこは笑った。でも、もうそんなの必要ないかもとも思ったりもした。別に笑いがなくても平気かもしれないし、これから年をとるまでに、できるだけいいカンフー映画を撮っていきたいと言っていたし、笑いの要素ももしかしたら減っていくのかもとも。
私は最初見たときは、こんなに自分の好きなことやりまくってしまって、この後は映画を作る気力がなくなるんじゃないかしら?と心配になるくらいだったけど、インタビュー読んだら、まだまだカンフーでやりたい事はいっぱいある様子で安心しました。
カンフーハッスルの続編を作るとか、日本でもやりたいって言っていたのを聞いたときは、どうせリップサービスで、日本で評判よければ、続編でも出資されるというような事も考えているのではと思ったけど、続編への意思はそういうものではないと秘宝のインタビューでは思いました。
今までの作品はこういう映画を撮るための布石であり、実力や評価を確実にしたところで、本当に自分の好きな世界を表現して、これからはそれで行くって決めたかのように思えたんだけど、もしかしたら本当は興行のことを考えているのかしら。でも、それくらい両立できるくらいじゃないと、映画を作り続けていけないと思うし、そんなプロデューサー的な資質が長けた人のほうが自分は憧れるかも。もしかしたら、香港では違う内容のインタビューとか答えてたりするのかしら。気になります。