イニシャルD見ました。JAYの素の演技は素晴らしい。キムタクが素だとかよく言われてるけど、あれは素とは言わないな。JAYは素のようでいて、実はJAYなりにいろいろ考えているんだろうとも思った。JAYの性格や言動についてはあまり詳しくありませんし、ちゃんと見たり読んだりしたこともないのですが、きっと考えたギャグとか、真顔で冗談とか言って、え?今の何?みたいな状態とか多そう。こっちはそういうギャグとか聞く準備できてなかったりして。JAYは無防備に何も考えてないようでいて、いつも何か実は考えてるのかなーと映画を見て思った。当たってる?はずれてる?

それから、原作は知らないけれど、きっと原作の必要な部分を全部入れられてるんだろうなと思えるストーリーだったし、もっと感心したのは、きっと製作が死ぬほど大変なんじゃないかなあという事。この映画、別の監督やキャスティングでさんざん作る作るって言っていたけど、結局権利云々でダメになったとか言ってたっけ?アンドリュー・ラウの経営手腕というか、プロデューサーとしての度量はものすごいんじゃないかと思った。日本ではまず作れないと思うし、なにもかも面倒そうで、それを一個一個解決してったかと思うと、もうすごい。天才じゃないかしら。

帰ってイニシャルD関連の記事などを探して読むけど、んな事が知りたいんじゃないんじゃー!とちょっと思った。まあ読みたい記事なんて人によりけりだし。昔の香港映画本のアンドリュー・ラウのインタ読んだほうがぜんぜん満足だわ。

うーんと後思いついたことは、中盤に無気力な感じのJAYははっとする場面があって、その人間的なはっとした部分をハチロクと重ね合わせて成長という形に描いているように感じて、ちょっとぐっときたわ。