昨日の晩まったく眠れずで、「金城武のトラブルメーカー」というのを鑑賞。「人魚伝説」の続きみたいな設定ですね。あ、学園モノってだけか。予告編の今まで見たことのない金城武に出会える!とか言っているのにワラタよ。だって、これはチャウ・シンチーの映画でお馴染みのン・マンタおじさん主演の映画じゃんね。しかも、真面目に見てるとけっこう子役の子に泣かされちまいました。

香港とか台湾って、実の親子でない大人と子供の間に情が芽生えるというお話がけっこうありますね。「喝采の扉」と同じ脚本家の描かれた「■仔多情」というのもそんなお話でありました。しかもこちらの「金城武のトラブルメーカー」は疑似親子の物語とは別ににアテナ・チュウ演じる盲目の花屋さんとのせつないストーリー(これまた金城には関係なく)なんかもあったりして、ドラマ性も充分あったので驚き。

で、全編的にはドリフ級の笑いがちりばめられていて、笑うつもりがなくても、カンニングオチなんかは、くっだらねーとか思いつつも笑ってしまいました。

この映画、トラブルメーカーなんてかっこつけていますが、元の題名は「臭屁王」っていうそうです。「金城武の臭屁王」なんてタイトルじゃあ、ちょっと借りないでしょうものね。でも臭屁王というネーミングのもとになった子役のハオ・シャオウェンというオデブの少年、下品だけど演技上手くてホロっときます。今ごろは何してるんでしょうか。