michiyon2004-01-25

『炎の大走査線』監督:朱延平、プロデューサーはジミー・ウォングさんです。話がめちゃめちゃですがな…。でも大変濃密な時間を過ごすことがお約束できる映画です。詰め込まれまくってますもの。領衛主演だけでも、ジャッキー・チェンアンディ・ラウ、サモハン・キンポーにレオン・カーフェイ。そこにジミーさんとかいろいろ出てくるので、4本の映画を見ているようでした。

同じ釜の飯を食ってわきあいあいで通じ合っちゃってるシーンや、せつないサモハンの親子話などをのぞいて、全編的に暗くてびっくりしました。アンディは若いときのギラつきと今のギラつきはまた別ものって感じで、今のがいいなあ。アメとムチをお使いわけになられてるとこは、ちょっとかっこよかったです。

ジミーさんも男気みせてくれててかっこいいのですが、話が詰め込まれているので、あまり最後まで出てこなかったのがちと残念。この映画のエピソードなら、話を分解させれば、まだまだストーリーがふくらむ気がしますが。この映画はそのごっちゃりしたところが魅力なので、それはそれで全然大丈夫なのでした。