michiyon2004-01-31


ネット古書店についての個人の日記やはてなダイアリーを読んでいると、なにか自分もむくむくしてきました。

古書店をやるにあたって本を手放すということに区切りをつけるのがまず第一段階だったような気がします。あとは経済的な問題とのバランス(笑)だいたい古書店をやってる人や古本を購入してる人の文章を読んでると、みなさんフランクに貧乏を告白されてるように、私も東京出てきたばかりで、読みたい本を読みたいだけ買うのがままならなかったということも要因の一つかもしれません。地元で優雅な生活してたときは、古本なんて!と思っていたしものです。もちろん、古本には安い意外の魅力が隠されていたのですが。

そこに私の場合は、香港や中国的考え方が加味されて、お金を儲けることも悪くないという考え方とか、2つ3つ仕事をかけもちしてあたりまえ的な考え方が自然に身についていたような気がします。実際、5・6年前に知り合った香港関係の友人の半分以上が私よりも早くから実際に兼業というかたちでネットで商売をしていたりします。

本を手放したり、本当に人とお金のやりとりをしていけるか、自分がその業務をちゃんと責任を持ってやれるかについての心配もありましたが、それはヤフーオークションで売買をしてある程度シミュレーションできました。いちおう、こういうことはコツコツとしていくものだと思ったので、ヤフオクとはいえ、月にいくら以上の売り上げを上げるだとか、マイナス評価をつけないようにという目標を掲げました。売っているうちに、本もお金と同じく「天下のまわりもの」という感覚が出てきました。欲しい本や探している本は必ずいつかどこかで出合えるものなのです。自分が探していて、そのために動いている限りにおいては。

それから、いろんなお友達のイベントなどに参加したときにも本を売っていたので、ヤフオクとイベントで本を手放すことにふんぎりがついた気がします。イベントはまた機会があったらやっていきたいものです。今は、中華的な本を中心にしているので、中華趣味の雑貨屋さんやカフェなんかでいいお店があるといいなあと。自分でも探してみなくては。

その後も古書店はてなとか読んでいて思ったのだけれど、やっぱあたしもブックオフで見る人が見ると、「あいつセドラーだな」と意識されたりしてるのでしょうか。自分は全然周り見てなくて、中目黒で一人意識した記憶くらいしかないです。