「バンドーに訊け!」読み終わり。「坂東齢人馳星周になるまで」ですな。これ読むと、やっぱ次は「不夜城」読みたくなります。文庫買おうっと。
読書をしてくうちに、小説の構想や自分の世界が出来あがってくる過程が見え隠れしている本だったので、あとがきで馳さんが、「バンドーに訊け!」が出版されることが恥ずかしいと書いていた気持ちがすごーくわかります。
中盤から、だんだんバンドーさんが香港明星迷になっていく様子なんかもかなりセキララに綴ってありました。自著を好きな明星(その頃はアニタ・ユン)に見てもらえるだけで素敵!なんて思っていた馳さんの作品が香港の監督によって制作されて、公開されるなんて、まさに夢のようです。すがすがしい1冊でした。