「編集狂時代/松田哲夫」まだチビチビ読んでます。中盤に差し掛かり、野坂昭如さんとかのことがが書かれていて、原稿書くのに使っていた神楽坂の「和可菜」という旅館のこととか出てきて俄然楽しくなってきました。以前その「和可菜」を描いた「神楽坂ホン書き旅館/黒川鍾信」というのを読んだのですが、当時の文壇や映画などの人々の相関関係が見えてすごくよい本だったのです。
「編集狂時代」もまた松田さんを中心に赤瀬川原平さんや南伸坊さんなどの人間関係が見えるのが非常に好みの本であります。「銀座界隈ドキドキの日々/和田誠」なんかも思い出しました。トキワ荘じゃないけど、やっぱり才能ある人の廻りにはおもしろい人が集まっていて、カタマリで世に出てくるっていうことはよくある話なのですね。