michiyon2004-08-29

金城武、ジジ・リョン主演、ジミー原作、ジョニー・トー監督の「ターンレフト・ターンライト」の試写会をid:honeymilkさんにお誘いいただき鑑賞。今週は金城三昧、金城祭の週末でした。朝方仕事があり、長引いたら無理かと思っていたけど、なんとか見にいけて、今週の仕事の疲れもふっとばしたつもり。
「LOVERS」もいいけど、こっちもすごい好き!やはり金城武は、目がキョトンとしているので、何かに翻弄されて、トホホな顔とかしてるほうが絶対似合うと思う。笑いもたくさんあったし。そして、終わる寸前までまっとうな映画に見せて、見終わったらけっこうなトンデモ感を漂わすところが、まさにジョニー・トーだった。もー、またオチのためのコントの前ふりみたいな映画になっていました。
帰りに2軒本屋に寄り、ジミー著の「君のいる場所」を立ち読みしようと思ったら、ジミーの本の中で、この本だけがビニールかかっていて読めなくなっていて、たまらんなって購入。原作と映画がどのくらい違うのかが気にかかって仕方なかったのです。
帰って読むと、原作のエピソードは映画にほとんど盛り込まれているけれど、ぜんぜん違う雰囲気になっていました。
ジミーさんのほうは、もっと虚無感というか、そこはかとなく寂しい物語なのだけど、ジョニー・トーのほうは、もちろん寂しい気持ちも流れてはいるんだろうけど、もっと楽しい物語になっていて、映画はこういう感じにしたほうがよかったのかもと思いました。あのままの雰囲気でいっていたら、ただのハートウォーミングな話になってたはず。あの原作からああいう肉付けができるんだなあと感心しながら本を読みました。映画では原作には登場しない強烈な人物も存在してその二人もにくめなくっていい味出してました。
そうそう、三部作の第二作めの「君のいたとき、いないとき」も先日読んだのだけど、あれをコメディタッチにしようと思っても見当もつかないです。