「男たちの絆」おもしろい!「ザ・ミッション」にはホモ・ソーシャルな映画の要素が全部入っているなと思いました。まだやくざ映画のことばかりで、香港映画のことが出てこないので、早く香港映画の章まで進みたい。この本で考えると、「インファナル・アフェア」は男が二人出てきても、主役二人が義理人情とかで結ばれてたり、どちらかがどちらかにあこがれてたりしないから、ホモ・ソーシャルではないのかなーと思った。たとえば、違う組織に所属しながらも、おぬしやるな!というビビビ感から執拗に勝負を挑んだりするのがホモ・ソーシャルのあり方と読めた。「フルタイム・キラー」のアンディと反町なんかは、そういうホモ・ソーシャルの形を単純に現していますな。それから、「殺し屋1」の浅野と大森南朋くんとか、「青い春」の青木ちゃんと九条ちゃんも。インファナル・アフェアで唯一ホモ・ソーシャルな存在と言えば、チャップマン・トウなのかも。これはまた別の定義のもののような気が。