実はその後、友人宅で三更2の中のフルーツ・チャン監督の餃子を見たのです・・・。こっちがもう吐くくらいの怪作で脳をもってかれ中。でもホントは無間序曲にひたりたので、1のほうを見たりもしていたのですが・・・。
フルーツ・チャンってけっこう社会派とか言われているっぽいけど、私的にはけっこう下品だなと思うところが多くついていけなかったのですが、三更2の「餃子」でその謎が解けた。フルーツ・チャンの映画自体は力もあるし素晴らしいと思うんだけど、えぐい性質の持ち主には違いないと思う。まあ、人間のあくなき若さと美に対する追及がエスカレートしたら・・・とか人間の業みたいなものを過剰にシニカルに表現したといえば社会的ですが、とにかく臭気漂う映画だった。ってこう書くと気にさせるだけさせてるみたいだけど。でもちょっと弱い人は(怖さに対する弱さではなくエグいものに対して)覚悟したほうがよさそうです。日本に来るときはカットとかされるんだろうか。映倫にひっからないのかしら。確実にR指定ものだとは思います。
とにかく人肉饅頭は笑えるけど、これは笑えないのですーーー。リアルな業がテーマだからかなあ。
でも、イヤイヤいいつつ、フルーツ・チャンのことが気になって帰りに「ドリアン・ドリアン」借りてしまった。これもタイトルだけで臭気漂ってるし。フルーツ・チャンにはある種の趣味性を感じるぜ。

他の人がどう見たのかしら・・・と思い検索したら、こちらほぼ同意見でした。

http://www.twin2.co.jp/hongkong/00_new/01.htm