「僕は死なない」

「僕は死なない」

やっぱ今読まないとと思って、荻窪ブックオフの単行本2冊1200円で購入。とばし読みで十分、どうせホリエモン、うそつきやし。とか思ったけれど、まあわからないこともない部分もある。戦後の集団幻想で、貯蓄が美だとか、掃除とか持ち家持ってないといけないとか、海外旅行行かないとはずかしいみたいな価値観を植えつけられてるけど、そんなの無意味みたいに書いていて、それはけっこう頷けるもんがあった。
確かに、非合理的なことをすることが美徳みたいな教えはあったよなー。で、ホリエモンの中で、「金があったら何でも買えるし」っていうのが、その集団幻想を破る武器だったみたいよ。
たしかに集団幻想を守ろうとする一部のお金持ちや権力は、自分勝手な美徳をおしつけるために、法には触れないまでも、酷いことはしてるはずなので、そんな人たちを思うと、ホリエモン自身の価値観からすると、何も悪いことはしてないっていう信念が出てくるんだろうなというのはこの本読むとわかった。かと言って、別にそれが正しいとは思わないけどねー。
とりあえず、なんでも金で買えるという価値観は、読んでるとちょっとうすら寒いことは確かです。だって、凄い勢いで金があればなんでも出来るって信じてるんだもの、ホリエモンて。
あと、もひとつ気になった一文。

田中角栄とか、リクルートの江副さんが失脚してしまったとか。僕は今、そのボーダーライン上にいるんじゃないですか。

って、わかってたんか!!!