michiyon2004-08-13

蛋白質ガール」おもろいよー。今日表紙をめくって帯を見たら、王家衛が映画化の権利を買ったってホント!?早く映画化しなきゃ、話題が古くなっちゃうわよーーー。というか、プロデュースして誰かにコミカルに撮ってもらうほうがいいかもよ、王さん!
しかし、30代前半でそこそこ仕事や教育のレヴェルは高くて、でも・・・みたいな人って誰がいいんだろう?金城武とかがいけてない扮装とかしてやればそれなりにはまるの?
それにしても、今日笑ったのは、いろんな興ざめな出来事を指して「ロマンスキラー」と呼んでいたのですが、「台湾なまりもロマンスキラー」らしいということ。そんなに凄いのか、台湾なまりって。日本の綺麗な女子が凄いなまってるとかそういうこと???
仔仔は台湾なまりが凄いと聞きますが、それも本来ならアウトなほどなんだろうか。台湾なまりのことを考えると、仔仔が庇護されるべき性格なのは、台湾なまりを肯定させるにふさわしいのかもとぼんやり考えてしまいました。
あと、主人公と友人の会話、他人のことだったら、冷静沈着でうるさいくらいいろいろな事が考えられるくせに、こと本人のこととなるとてんでダメダメなのは女子も同じかもしれなくて、それも面白かった!悪い人とつきあってる友人とかにあんな人はああでこうで、辞めたほうがいいよと理路整然と言えちゃうようなしっかりした耳年魔な人に限って自分のときは全然ダメなもんです。かなり身につまされる本であります。
それにしても主人公は次々に女性といちおうデートしようという気力を持っているという事だけは素晴らしいことです。
主人公と友人は、実に勝手な幻想を女子に対して抱いているのですが、普通だったらなんだよ!って思うんだろうけど、女子としても大いに共感できる。私だって異性に大した何かをしてあげられるワケじゃないくせに、ものすごい異性に期待していて、そしていくつになっても子供で妄想好きだから、性別を超えて大人になりきれぬ大人としては同じなのです。既婚者とかは、ちょっと見方も違うのだろうか。